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今日の一枚22"The Tatum Group Masterpieces"アートテイタムとベンウェブスター
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あら!?またテイタム………?

ちと違います。今回取り上げたいのはベンウェブスターです。

勿論アートテイタム全集の内の1枚なんで彼の作品には違いないのですが、ここでのウェブスターの存在感が異様なので、この場を借りて、このグレートテナーの紹介を。

まぁ、兎に角、一曲目の"風と共に去りぬ"を聴いておくんなさい。長めのテイタムのソロに導かれるように、ウェブスターが吹いた瞬間、膝折れます。世界が変わります。ホンマにその瞬間その場の雰囲気が全てウェブスター色に染まりますわ。とんでもない説得力を持った音が飛び込んできます。

特に後年のウェブスターはその特徴的な音色に拍車をかけましたね。
その特徴って、"息の音"ですよね。サックスの音色と一緒にかすれた息を吹く音が凄い高い割合で混ざってるんですね。しかもサックスの音が無くなっても、吹いてる彼の息の音だけがずっとその後もなり続ける。こんなにその音が顕著なヤツはウェブスターくらいでしょ。
エリントン楽団におった頃はそこまでやなかったですけどね。
まぁとんでもない個性ですわ。その分好き嫌い分かれるかもね。アタシは大好物♪

そんで、片やテイタムですけど、元々共演物には向かないとされてましたね。何でか?はい、弾きすぎるからです!あまりにも音数が多すぎて調和を乱しがちになるんですな。でもこの盤では丁度エエ感じやないかな。選曲がバラードばっかりなんで、それがバランスを取らせる要因になったかな。ただ、せっかくテイタムおんねやから、ちょっとは暴れてほしい。その程度の願望は勿論叶えてくれてます。

何はともあれ、ウェブスターのビッグサウンズに身をゆだねて下はい。
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 17:55
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今日の一枚21"Sigin' The Blues vol.1"ビックスバイダーベック
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さてさて、いよいよ、いよいよ、ビックスの登場です。

この酒量と、その素行の悪さで有名な兄さんは、そのイメージからは想像もできないコルネットを鳴らしたことでも有名ですな。

たった28年の人生やったそうです。勿論早死にの原因は大量の飲酒。

この人の素晴らしさを分かれと言われてもいきなりは厳しいんやないかな………。
1920年代の録音がほとんどやねんけど、音質は奇跡的に良いものが残ってます。

特筆すべきは勿論その音色。ここが肝心やねんけど、ここが一番難しい。
何がどう凄いねん??
って質問にアタシも上手く答えれん。
凄い品行方正な美しさが感じられる。凄い透明感。でもこの透明感が決して良い意味ばかりやない。凄い孤独な響きに聴こえるんですな。皆と演奏してても彼の音だけ少し浮いて聞こえると言うか、はなれた所にいるようなと言うか………。

とりあえず少し奇妙な音色です。

でもそんなビックス兄さんが1920年代、ほとんどのジャズミュージシャンがサッチモの影響下にあったといっても過言ではないあの時代に、唯一の対抗馬としての現れたんですな。ホットで圧倒的なサッチモに対して上記の様な良くも悪くも非常にクールなビックス。

あのサッチモに対抗できたんやからその音色の独自性はホンマに特筆モンでしょうな。ほんで話は戻って、その独自性を実感出来るかはかなり微妙………

こんなん書いてると、アタシが実はそんなに好きではないような印象を持たれるかもやけど、大好物でっせ!嫌いなモンとか、よう分からんモンはここでは取り上げまへん!

ま、とりあえず聴こう!アカンでもかまへん!だってビックスは絶対通らなあかんポイントやし。聴かな始まらん(笑)
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 20:32
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今日の一枚20"Father Of Jazz Trombone"ジャックティーガーデン
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祝20回
良くやれてるもんですな。まぁ、暇の表れでもあるのでお恥ずかしい限りですが。

さて、せっかくの節目なので、とっておきの大好物を………
ジャックティーガーデン!!

CD3枚組で、1928〜1947の数々のセッションが年代順に並んでます。
単独ものが少ないティーガーデンなんでこれは一枚持ってればもう十分的な内容。

特にdisk1で聴かれるティーガーデンのボーカルはまだ少し青くささの残る、初々しい歌声。勿論後年のあのノ〜〜ッペリした声が大好きなんやけれども、ファンとしては別な側面も聴けて嬉しいですな。

勿論タイトル通り名プレイヤーとしての腕もお腹いっぱい楽しめます。
ホンマ上手ですな。凄いキレッキレッのタンギングでソリッドな演奏やのに、全くそんな硬質な感じを受けさせないウォーミングな音色はホンマ魅力的やね。
うん、上手いでっせ〜〜♪♪

参加してる面子も随所に男前達が出てくる。みんなエエ仕事しとります。

こういうジャズ聴いてみてほしい。
のんびり難しいこと考えないエンターテイメント性重視のジャズ。

私がモダンジャズにおさらばするきっかけを提示してくれた人。
それがこのジャズトロンボーンの父、ジャックティーガーデンですわ♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 15:17
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今日の一枚19"After You've Gone"ロイエルドリッジ
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ツッパリエルドリッジ兄さんです。

この見た目通りの音しますね。
鋭い目付き、絶対素直ではない眼差し、律儀なポマード頭。

凄いハイノートヒッターですね。ガンガンくる!キンキンくる!!
良く、ペット嫌いな人が、その音色が頭に響くと言われますが、是非ともこのツッパリ兄さんを聴いてみてください。再認識できるハズ。

しかも透き通る様な高音ってなわけやない。結構濁ってるんですな。でもそれは凄くエエ感じ。男臭いダーティさで、非常に魅力的!

そんでそういった音色はさておき、演奏は完璧ですね。カッコいい。男前。オーケストラ全体をブリンブリンにスウィングさせるし、要所要所でエルドリッジ兄さんのペットがバシバシっときまるわけですわ!気持ちいい♪
芸風はホンマに尖ってます。厚かましいくらい攻めのペット。でもメロディアスでっせ。凄い流麗で。

こんなに尖りまくって、尚且流麗メロディアスなんて、この兄さんしかおらんのやないかな?エエ個性です。

よく、この人はサッチモとガレスピーの中間とか、橋渡し役とか言われますけど、アタシは断じて違うと思う。勿論生きた時代とか奏法面を考えれば結果的にそうなるのかもしれんけど、サッチともガレスピーとも全く違う完全独立のエルドリッジ印やと思う。

とりあえず聴いてみて。ホンマ個性的でオモロイから。………トランペット嫌いになってもいいから(笑)


author:outa-coffee, category:今日の一枚, 13:09
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今日の一枚18"Sassy Swings The Tivoli"サラヴォーン
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と、言うわけでディーバです。
今回画像がいつもと違う感じですが、お客様が貸してくださったCDをコピーしたものなので、アタシの手元にはちゃんとしたジャケットがないので。

彼女のイトロデュースには必ず(?)"divine"が付いてきますな。
訳すると"神々しい"とかになります。

つまり、DIVA(イタリア語)歌姫なんですな。

これ、誰が決めたんやろ?まさかサラ姉さんが、自分で司会者にリクエストしたんやろか??まさかね………
まぁ真相はどうでもエエですわ。

サラの名盤はなんぼでもありますが、これが一番ディーバ感があるんやないですかね?どんな感って、まさに、神憑り的!感動的!圧倒的!熱唱に次ぐ熱唱、あの瞬間間違いなく、世界に歌姫はサラ姉さんただ一人ッ!!ってな感です。
輝いてます。でもね、CD二枚組のボリュームで輝き続けられると疲れるんですわ(笑)

いや、聴いても買っても間違いなく損はない。屈指の名盤でっせ。でもメチャメチャ上手い人を軽くおちょくる感じでケチ付けて見ました♪そないせんと昨日のエラ姉さんに怒られますよってに♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 10:54
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今日の一枚17 "Ella And Oscar"エラフィッツジェラルドとオスカーピーターソン
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ここ最近男性臭キツめのラインナップだったので、今回はソフトに女性ボーカルで。

エラ姉さんとオスカーおじさんのデュオですね。

以前もオスカーおじさんのデュオ物を取り上げましたが、今回も流石な仕事っぷりです。こういう文章書いてるとどうしても裏方を取り上げたくなりますが、今回はエラ姉さんに譲りましょう。作品自体は二枚看板でどっちも主役ってな感じですが。

アタシの中でエラとサラヴォーンは双璧で甲乙はつけれないんやけど、サラは圧倒的過ぎるイメージです。完璧なディーバ。それに対してエラ姉さんはちょっとオカンっぽい。時々結構派手にミスるし、スキャットが長すぎたり、見た目がオカンだったり、親しみやすいんですな。サラはチト恐れ多い。

このアルバムで特にハズしてるなって思う所はないんやけど、オカンな歌はビシバシきてます。勿論、とんでもなく高次元での話であって、そんなメチャメチャ上手い人を軽くおちょくる感じでこんな表現してるんでっせ。

ケチの付けようなんてない!全部誉め言葉!

個人的にはアイビーアンダーソンとかリーワイリーが好みですけど、エラ姉さんが女帝であることは間違いないと思うし、この辺りから聴いてもらえればその良さも分かりやすいかな?と。

いやいや!サラ姉さん派、ホリデー姉さん派の人の言うことも分かる!みんなそれぞれ女帝や。甲乙はつけられん。そのうち取り上げるし、今日はひとまずエラフィッツジェラルド姉さんを♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 12:10
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今日の一枚16 "Vanguard Mainstream Jazz Showcase"ヴィックディッキンソン他
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前回中間派について触れたので、今回はその"派"の代表的な名盤を。

かなり色んなアーティストが参加してるんで一概に誰の作品とは言いがたいんやけど、一般的にヴィックディッキンソンtbのアルバムとなってます。

ほな、実際どんだけの面子やねん?言うたら上記の他に………

バッククレイトンtp、ルビーブラフtp、エドモンドホールcl、リッチーカミューカts、メルパウウェルp、チャールズトンプソンp、ナットピアーズp、フレディグリーンg、スティーブジョーダンg、ウォルターペイジb、オスカーペティフォードb、ジョージョーンズdr………少しだけコールマンホーキンスts、カウントベイシーp

いやはや、フルコース!満漢全席ッ!お腹いっぱいッ!!

勿論このメンバーが一気に演奏するわけやないっすよ。16パターンのセッションが納められとります。

中間派の魅力ってなんやろか?きっとそれは、モダンジャズでは、消えてしまったホンマのスウィングリズム、と、"間"の醍醐味。やないかなと思うわけです。ええ、勿論個人的に。

ジョージョーンズなんか聴くと一発でホンマのスウィングリズムって体感できる。
リズム隊以外のメンバーも、ゴリゴリこれ見よがしのテクニック自慢とかやなくて、音色とか、駆引きの妙で自慢しあってるみたいな。アタシは気楽にじゃれあってる様な感覚をおぼえますわ。

さぁさぁ、中間派をじっくり体感してみて下さい。


author:outa-coffee, category:今日の一枚, 11:32
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行ってきましたッ!
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凄かったです!

良かったです!

店休んだ甲斐がありました!!

珈琲に興味のない方でも楽しめるのではないでしょうか?

詳しくは細見美術館で検索を。9月28日まで開催されてます。

是非ッ!!

追伸
8月、閑散期にかまけて、臨時のお休みが多かった事をお詫び申し上げます。
自分の肥やしに使わせて頂きました。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。今後も臨時のお休みは決まり次第blogでご報告申し上げますので、チェックのほど、よろしくお願いします。
author:outa-coffee, category:店主のオモイ, 20:36
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今日の一枚15"Jammin' At Eddie Condon"バッククレイトン
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ベイシー楽団のいぶし銀、バッククレイトンさんです。

1960年、Eddie Condon's Jazz Clubでのライブですな。そう、あの面構えの不気味なコンドンおじさんはジャズクラブも経営していたのです。

そんな大昔の録音でもないくせに、やたら音が奥に引っ込んでるんです。全体的にくぐもった感じ。なんででしょうね?マイク遠かった??でも何やその音質の悪さが各人に妙な説得力を与えてるように思えるのはアタシの贔屓耳ですかな?はい、そうでしょうね。

バッククレイトンのペットは勿論素晴らしく、この時代になっても古臭い音ならしてます。

ベニーモートンとカティカッツホール(←この人全く知りまへん)も、古臭いエエ仕事してます。

ほんでクラがピーナッツハッコー!
この人のクラ好きですね。スタイルも古臭いです。

ええ、もう、要は何が言いたいかというと、音が古臭い!1960年なんて世はモダンジャズ絶頂期ですわ。そんな時代でも彼等のジャズはニーズがあったんですね、ってこと。
そら確かに50年代半ばにニューオリンズリバイバルみたいな波はあったとはいえ、ここで展開されるジャズはニューオリンズスタイルでもない。

中間派ってやつですね。極々簡単に言うとスウィングのビッグバンドに所属する(してた)人達が少人数編成でやるスウィングジャズ。モダンでもなく、どスウィングでもなくみたいな………

形式的にはモダンっぽいねんけど、そんなにガツガツガツガツ腕自慢大会にならずに、ツボをわきまえた、シブ目のジャズってのがアタシのイメージです。

勿論中間派の名盤にはもっと有名なんがいっぱいある。でもこんな地味な演奏内容のアルバムほど、噛み締めて噛み締めて味が出てくる中間派の醍醐味が隠れてるんやないかしら♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 02:09
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本日は開店
本日8/10は、絶賛営業中です!
author:outa-coffee, category:営業について, 10:39
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