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今日一枚58"Aimez-vous le Jazz28(rare recording of twenties)"ルイアームストロング
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はい、このシリーズ物も3つめになります。実は前回(No.25)と今回(No.28)の間にはNo.26があるのですが、それは次回に。なんでかって言うと、年代順に並べるとNo.26が一番後になります。んで。

で、

ニューヨークで一旗挙げたサッチはシカゴに帰って嫁はんと共に自信のバンド、
"Louis Armstrong and His Hot Five"を結成します。それが1925年やさかいに、この盤のレコーディングと全く同じ時期やね。今回もそれとは別の彼の仕事で、編成は、ヴォーカル(例のごとくブルース女性シンガー)、ピアノ、サッチモのコルネットってのが基本。数曲だけこれにバンドが加わったりはしますけども。

このシリーズ初回(No.23)みたいなノリやね。ゆったりしたブルースにピアノだけのバッキング、その上に各ヴォーカリストとサッチががっぷり絡みます。B面後半から、少しメンバー増えますけども。

でも全編通じて、絶妙な絡みを堪能できます。No.23の時より、サッチの比重も上がってる気がするんですな。勿論ヴォーカリストとか、同じブルースでも曲調の違いとかもあるやろけど、ホンマに素朴やったNo.23の時から、随分華やかになっとるんですわ。フレーズとか音色とかね。

個人的に夏の蒸し暑い日にとても良く合う一枚やと思います。良い意味気だるく田舎臭ぁ〜〜いんやけども、ホンマに耳馴染みがよろしいよ。

まだクーラーかけるかかけないかのギリギリのこの時期にお薦めッ!のんびり行きましょッ!
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 20:38
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今日一枚57"Aimez-vous le Jazz25(rare recording of twenties)"ルイアームストロング
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もうこの際なんで、このシリーズ立て続けにいっときましょ。

前回書き忘れたんですけど、そもそも"このシリーズ"って、なんやねん??って話ですわな。
むかぁ〜〜〜し昔、1918年に創業したOKEHレーベルというレコード会社の残した貴重な録音をCBSが再販してるんです。はい、以上。

で、

今回はサッチが、クラレンスウィリアムスの楽団に入ってた頃です。時は1924年〜1925年にかけて。前回とほぼ同じ時期の録音ですな。前回はフレッチャーヘンダーソンのピアノにサッチのコルネット、それに極僅かな共演者って編成やったけども、今回は当時のニューヨークの大物、クラレンスウィリアムス楽団なわけで、かなりしっかりしたバンドサウンドとなっとります。

No.23(前回)はブルース色の強い内容やったけども、さすがに今回はカラフルな音色でジャズ的要素も強くなってきてます。それでもそれは当時の話であって、勿論今から見れば泥臭いったらありゃしない!
前回同様ブルースシンガーの伴奏にサッチが入ってる内容やけども、すんません、シンガー様達は全員知りまへん……m(__)m

恒例の言い回しで、この時代に活躍したブルースシンガー達、と、しておきますm(__)mちなみにエヴァテイラーvo.さんはクラレンスの嫁はんです。はい、以上。

で、
サッチ!

前回は最低限のメンバーのみの演奏で、サッチのミュートを使った渋々の絡みが絶品やったんやけども、今回は彼のプレイを楽しむと言うよりも、参加してる豪華面子との共演に耳がいってしまいます。
シドニーベシェss、バディークリスチャンbjo、バスターベイリーss、ドンレッドマンas、コールマンホーキンスts、ジョニードッズcl、ジョニーセンシアbjo
当時の若手の有望株を集めた豪華な絡みが存分に楽しめます。

し!か!もッッ!!!!

B面後半のジョニードッズとジョニーセンシアを従えた"Louis Armstrong and His Hot Four"は、この後、ジャズ界に革命を起こすHot Fiveの原型ですやん!
この盤に収められてる"Louis Armstrong and His Hot Four"(シカゴでのセッション)以外のセッションは全てニューヨークで行われているので、その後サッチがシカゴに帰って自分のバンドを組むに至る過程の段階と推測されるんですな!うん!貴重!!

革命前夜の成長著しい若武者サッチモの快演をどんぞッ!
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 16:44
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今日一枚56"Aimez-vous le Jazz23(rare recording of twenties)"ルイアームストロング
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ちょいとご無沙汰。忙しかったのではなく、あまりの悲惨さにペンを取る気にもなれず……・・・(;´Д`)

さ、調子にのって数少ないレコードコレクションから紹介していきましょ♪ホンマにレコードにしてから間もないのですぐネタつきますさかいね……(汗)

1924年と1925年のサッチモです。
私がレコードにして良かったなぁ〜と思えるポイントに、この時代の音源を聴くことが出来るようになる、ってのがありますな。勿論CDになってるのもあるけど、圧倒的に不足してますんでね。
 
十代にして故郷ニューオーリンズで評判になったサッチモは、シカゴのキングオリヴァーの楽団に1922年に召集されます。二年ほどの在籍期間に更なる名声を得たサッチは、ついにニューヨーク進出を果たすんですな。彼をニューヨークに招いたのが、"ビッグバンドの開祖"フレッチャーヘンダーソンだす!

さて、こっから、このレコードの話やねんけども、サッチがニューヨークに来たのが24年の9月。このレコーディングがその年の12月。しかも伴奏のピアニストはフレッチャー。

要はこの盤に収められてる演奏はニューヨークに来たばっかりのサッチモがフレッチャーヘンダーソン楽団で演奏しながら、別の仕事として色んな歌手の伴奏者を勤めた時の物なんやね。多分フッチャーに仕事の依頼が来て、彼がサッチを連れてったんやないかな?

この盤の"色んな歌手"に付いてやけど、まずA面はマギージョーンズ。はい、全く存じ上げまへん。一応20年代に活躍した女性ブルースシンガーとしか……

ま、この時代に録音させてもらえるってだけで間違いなく一流どころでしょうけどね。

ほんでB面はクララスミス。はい、全く存じ上げまへん。すんません。一応20年代に活躍した女性ブルースシンガーとしか……

ま、この時代に録音させてもらえるってだけで間違いなく一流どころでしょうけどね。(すごいテンプレ……ッッ!!!!)

お二人とも素敵な歌聞かせてくれますよ。勿論今の人の耳からしたら、随分泥臭い歌唱やろけど、この時代にありがちなメロディーもへったくれもあったもんやないワーワーギャーギャー言うてるだけの人達やない。凄いしっかり聴かせてくれます!

ほんでサッチモ!!
この良さを分かれとは口が避けても言えません!!そこには皆さんが想像するジャズトランペット(この時代はまだコルネット)はありまへん。ヴォーカルの合いの手のように入れられるサッチの演奏は、のぉ〜〜〜〜んびりしてて、とんでもないハイノートや、圧巻のカデンツァ、早いパッセージなんて全然出てきまへん。

ブルースフィーリング溢れる渋い、枯れた様な音色です。勿論ブルース歌手に合わせてそうしてんねやろけど、こう言うトランペットの演奏を一度聴いて見てくださいm(__)m最初は間違いなく退屈やと思う。でもね、ホンマに音を噛みしめるような感じでゆっくり耳を傾けてみて欲しい。エエ演奏ですよ。しかもサッチモこの時若干24歳ッ!!

演奏同様、のぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んびりした店内で、
ゆったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜りかけてま♪
(ToT)
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 18:50
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今日一枚55-2"Paris Session"アールハインズ
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はいはいはい、昨日は暑くなりすぎましたよ、ごめんなさいね。

そんでは内容書きま〜〜す♪

さてさて、またしても
アール"父ちゃん"ハインズの登場です。
この前出てきたとこやん!みたいなツッコミはごもっとも。せやけど記念すべきレコード盤一発目は自分で最初に買ったレコード作品にしたかったんですわ!ご勘弁m(__)m

前回はオーケストラ物、今回は全編ソロピアノやしね。

なんつっても抜群に録音状態が良かです!1965年にパリでレコーディングされたものなんやけど、クラシックのエンジニアであるアンドレシャルランが録音した故の音質だそうです。

じっくり細部にわたるまで聴き込めます。
何故この人に
"ジャズピアノの父"(Earl'FATHA'Hines)
と言う称号が与えられたのか。ただただ人より先にモダンに通じる革新的な奏法を確立したからだけやない!ってのが分かってもらえるんちゃうかな?

この人、説得力あるんやね! 力強いタッチで、朗々と歌い上げる。けれどもそこには抜群の小気味良さがあって、ホンマにカッコいい。

選曲もエエとこついてくれたはります!
そんなスタンダードに乗って、激しく鍵盤をヒットしたかと思えば、サラッとおどけてみせる、トーンダウンしてネットリ聴かせた次の瞬間にはまた鍵盤を連打…………

うぅ〜〜……  カッコよろし…………
そんな父ちゃんの粋をじっくり堪能してくらはい♪

author:outa-coffee, category:今日の一枚, 18:27
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今日一枚55 "Paris Session"アールハインズ
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おいおい、CDジャケット載せ忘れてるぞ……、、、 と、お思いでしょう??

違いまっせ!今回取り上げたいのは壁に掛かってるレコード!
ん!何が言いたいかといえば!
そう!ついに!
アタシの店でもレコードが聴けるようになりましてんッ!!!

掛かる初期費用、維持管理費、CDよりは圧倒的に値段の張るレコード盤、凝り性のアタシの性格、、、諸々考えてアナログには絶対手を出すまいとしていたこの五年間。

よくぞ誘惑に勝ち続けたと思います!


でもね、
でもね、
迷惑なオヒトがおりましてなぁ〜……、
"ターンテーブルあげる!"
言わはりましてんッッ  

そらね、
それはね、
あなた、
くれる言わはんねやったらねぇ〜〜……

あざぁぁァ〜〜ッッっつすッッ!!!!

そんでもね、レコード盤聴くにはターンテーブルだけあってもしゃあないのはある年齢以上の方はご存知の通り。頂いたターンテーブルのアームには針とカートリッジが付いてなかった……

そしたらね、
そしたらですよ、
迷惑なオヒトがおりましてなぁ〜……、
"カートリッジと針あげる!"
言わはりましてんッッ  
そらね、
それはね、
あなた、
くれる言わはんねやったらねぇ〜〜……

あざぁぁァ〜〜ッッっつすッッ!!!!2

あれまぁ!聴けるようになっちゃいましたよ\(^o^)/

まだ足りない物なんかは自分で買い足しましたけど、ホンマに多くの人達のお陰で、この環境が手に入りましたm(__)mあり得ない程の低額でm(__)m

1980年生まれのドCD世代のアタシにいっぱいアドバイスして頂いたオヒト達も含めて、改めて、今一度、

あざぁぁァ〜〜ッッっつすッッ!!!!3

ホンマに助かりましたm(__)m皆さん優しすぎますm(__)m機材、アドバイス含めて、大切にしていきます。
そして今後の泥沼アナログ道に放り込んで頂き………………、、、

あ、ありがとう…………((((;゜Д゜)))

大丈夫!この低所得で、そんな無茶はしませんよ!ん!自分に言い聞かせる(笑)


あ、作品の内容は改めて書きます……(汗)
取り敢えず今日がレコードデビュー初日だったので、自分の記録と、皆様へのご報告と思いまして♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 22:57
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今日一枚54 "Ella Fitzgerald Sings Duke Ellington Song Book"エラフィッツジェラルドとエリントン楽団
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巨匠のオッサン二人の共演です。
あ、、、右側の人、女性ですね……。パンチパーマのオッサンに見えた。
左のハットは間違いなくオッサンだす!

まま、冗談はさておき、ホンマモンのゴリゴリ巨匠共演ですな。1956〜1957にかけて収録された本作。

ごーじゃす♪

この時代のエリントンfullオーケストラにエラがヴォーカルとなれば…………、それはね、もうね、あなた、、、ね、、、

言うことないぢゃろッ!

とりあえずオッパジメの"Rockin' In Rhythm"の冒頭スキャットが終わってオーケストラが入った瞬間、刹那、瞬殺です♪かっこよ過ぎる!
エリントン楽団ならではの音の壁がドぉーーーーーーンッと、突きつけられます!

この瞬間のためにこの1枚買っても良いッッ!!!!

というくらいの握り拳作れます。挙拳です。

その後はエラ姉さんのヴォーカルとオーケストラが見事に渾然一体となって楽しませてくれます。姉さん、この曲はスキャットで通してはります。ゆえに見事にオーケストラと混じりあい、楽器のソロイスト的立場で聴かしてくれとります!

このオッパジメ以降も絢爛豪華なエリントニアン達と姉さんのご機嫌な演奏が続きます。

当然タイトルにもある通りこの楽団のお馴染みの曲が続きます。先日まで公開されてた映画"セッション"(この映画の賛否はおいといて!)でハイライトに使われてた"Caravan"も出てきまっせ♪これもカッコ良ろしね♪
ちなみにアタシは"セッション"楽しく見れたよ!好きだよ!!!

で、余談はさておき、Caravanに続くのはA列車ですな。うん、もはやこんなもんDeep PurpleのSmoke On The Waterやがな……(-_-;)いや、別に深い意味はおへんよ。待ってました感と、あぁはいはい感の見事なコントラストぉ〜〜ッ!

その他、フルオーケストラ物以外にもコンボ物も含まれとります。ベンウェブスターtsや、スタッフスミスvln、バーニーケッセルg、オスカーピーターソンtrio等々。要は前半がエリントン楽団との共演で後半は小規模編成の演奏って感じですな。

確かに、前半のあんなゴージャスな内容を同じ時間続けられたら、ちとしんどいかも……(-_-;)

とりあえず聴いて損はない、いや、聴かずば損する内容間違いなしの名盤ッッ!!!!
暑苦しい今の時期に是非♪
涼しくなれるか?まさか……ッ!♪

明日は定休日(月)です。
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 14:02
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今日一枚53 "BRAFF!"ルビーブラフ
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さて、相変わらず人選に余裕のないこのコーナー、今回は何度取り上げたかは分かりませんが、ブラフ兄さんに登場してもらいましょ。

この人名義の作品は一回だけかな?
兄さんの事が大好きやさかい、彼がサイドメンで、参加してる作品も、よう取り上げてしまうんですわ、これが。

1956年の3セッションを収録したこのアルバム。1956年言うたら超有名盤"サキソフォンコロッサス"(ソニー・ロリンズ)が出た年ですな。要はモダンジャズ黄金期!

そんな時代のなか、ブラフ兄さん……、
渋いです!
スウィングです!
こじんまりと洒落てます!

派手さはないけど、艶々の音色、緩やかに、ジワッと噛み締める名人芸、芯の強さがヒシヒシと伝わる、変わらぬ、ブラフスタイル。
当時29歳で、ツボ押さえすぎ〜〜!どんな勉強してきたらこんな香り立つ演奏が出来るんでしょ!?

マイルスやブラウニーのスタイルが主流となりつつあったこの時代に、胸はってこんな大人なプレイをやってた兄さんはやっぱりアタシの大好物ッッ!!!!

そこにはどんな違いがあるのかと問われれば、聴き比べにゃ分かりまへんわ。
その辺に少し具体的に言及したのが二段落前の所ですわ。そんなんを参考にどんぞ!

数曲にわたって、コールマンホーキンスtsと共演してますな。ブラフとホークの絡み…………、、、……うほ…、、、ッ♪

共演者で更にアタシを狂喜させるのが、かなりの割合でフレディグリーンgがおることです!!いや、そんなん、充実するに決まっとりますやん!!!

勿論、スウィングスタイルの名手達が他にもガッチリ固めてくれとります!
んーーー、名盤ッ♪
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 17:41
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今日一枚52 "Once Upon A Time"アールハインズ
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アールハインズのビッグバンド物いきまひょ。

まぁ、けっこう有名なインパルス盤ですな。でも、アタシなぁ〜んも知らんとアールハインズやぁ、言うだけで買ぅたんです。ほんで開けてビックリ!他のメンバーほぼエリントン楽団やんッ!

アールハインズに、まんまエリントニアンを貸し付けたこの1枚、悪い訳がないッッ!!!!

一曲目からキテマス!ビシビシキテマス!アンサンブルだけやなくて個人のキャラも立ってます!

タイトルトラックでは相変わらずキャットアンダーソンtpが狂ってます。ピーピーキーキー五月蝿いッ!てもバンドに勢いがあるから全然あり。

続いてエリントン楽団十八番の
"Black And Tan Fantasy"が一転ねちっこく迫ります。ホンマ相変わらずこの曲になると雰囲気ガラッと変わりますな。ゆったりとしたテンポの中、各人が名人芸聴かせてくれとります!

三曲目でジミーハミルトンclを据えたクァルテットが出てきます。地味ながらこれがよろしいね!ここに来てやっと、どっぷりハインズのピアノに浸れる雰囲気になりますわ。

そんでこの後に、"Cotton Tale"の登場やね。バンドの勢いは最高潮。素直にカッコエぇ〜〜……!と、納得の演奏。

さて、ここからこ後半三曲は、勢いは押さえ目で、小気味良い感じの演奏が続きます。ブルージーあり、スウィンギーあり、ええ感じで最後まで聴かしてくれます!






あ、忘れてた!ピーウィーラッセルclも参加してま!そのへんもよろしく〜〜♪
 
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 22:11
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今日一枚51"I Got Rhythm(1935〜1944)"アートテイタム
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しれ〜〜っと再開第二回。本日も筆がはかどります!!!

魔神アートテイタムいっときます。
過去に彼のソロを取り上げておりますが、今回のんは、

ソロ、コンボ、トリオの3部構成ですな。

どうしてもその超絶テクニックゆえにソロ作品に注目が集まりがちな魔神。
逆にバンド物が軽視されるポイントとして、その超絶テクニックで、アンサンブルを乱す。その点が挙げられますが、でも本作を聴いてください。果たしてそうなんかな?

時代は30s〜40sにかけてやから、まだまだ超絶技巧爆進中の時代です。確かに一二曲、バッキングでそんな滝のようなアルペジオいるか??的な場面が見受けられますよ、でもね、でもね、でもですわ、これがはまった曲は凄いッ!テイタムの作り出す怒濤のテンポがバンド全体をゴリゴリ〜っとスウィングさせるッ!引っ張るッ!引き込まれるッッ!!!!

聴き入ってしまいますな♪
批判もされるけど、そのやり過ぎこそテイタムなんやし、アタシは全くもって肯定します!その音数の多さに耳を奪われるのではなく、彼の作り出すリズムに聞き惚れてくらはいッ!
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 19:58
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今日の一枚50"From Spiritual To Swing"お祭りピーポー
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さて、しれ〜〜っと再開します。
"今日の一枚"。 
実に半年ぶりちゃいますかね……

とりあえずいつも通りの言い訳をしときますと、このblogの"今日一枚"に関しては、完全に店主の暇潰しで書いてます。忙しい時は勿論無理なんですわ。

と!言うことは、
そう!!勘の良い方もそうでない方も、
もう!!!お気づきですね。

今年も閑古鳥が巣作りを始めましたよッ!
いや、もうガッシリとした巣が完成していますよッ!
店主は飲みにも行けませんyoッッ!!!!

なので、再開します。(こんなグタグタコーナーですがかなり反響を頂いておりました……((((;゜Д゜))) )

なんと記念の50回目よりスタートです。
そんなメモリアルな1枚にはメモリアルなライブ盤を。いや、ヒストリックと言うべきか……

ざっくり説明しておくと、
時は1938年12月23日と1939年12月24日
かの有名なカーネギーホールにおいて、タイトルにもある通り

"スピリチュアルからスウィングへ"

と言うコンセプトのもと多数のミュージシャンを集めた一大コンサートが開かれましたとさ。

(ジャズ史上最も有名なカーネギーコンサートであるベニーグッドマンの物は1938年1月16日)

スピリチュアルってのは黒人霊歌(ゴスペル)ですな。新大陸に無理矢理連れてこられたアフリカの人達の中にキリスト教が広まっていく過程で生まれた音楽、これがブルースを産み、ブギウギを産み、スウィング(ジャズ)へと進化していくんやけれども、この過程を、お客さんの目の前でやりまひょ、と。そんなコンセプトですわ。

参加ミュージシャン挙げとったら日が暮れますさかいに、スピリチュアルからスウィングの順に大体見ていきましょ。

霊歌を担当するのは、ゴールデンゲートカルテット、ミッチェルズクリスチャンシンガーズ。
ゴスペルって言われたら太っちょのオバチャンがノリノリで横揺れしながら、とんでもない声量で歌い上げるイメージが日本では強いですが、ここに出てくるのは共に男性コーラスグループです。派手ではないけど、タイトにしてご機嫌さんな二組です。

ブルースに入ると、アイダコックスの伴奏をベイシーバンドのメンバーが務めたり、ソニーテリーのハーモニーとボーカルやら、ビッグビルブルーンジーも登場します。

ここまではジャズの世界ではほとんど名前を聞かない人達。

ほんでブギウギに入るわけやけれども、まさに、ジャズピアノの原型、黎明期に活躍した伝説の名手達がご登場ですわ。

なんつってもピートジョンソン!
アルバートアモンズ!
ミードルクルスルイス!
しかもこの三人が一斉に弾いてる曲とか入ってるやんかッッ!!!!(悶!)

この人らを聞いてファッツもデュークもベイシーもモンクも育ったんやで。

そんでスウィングに入ると、大きく分けてカウトベイシー楽団とベニーグッドマン楽団と、その両楽団からの派生ユニット的な構成どすな。

勿論、両本家の演奏はご機嫌過ぎるんやけれども、こんな時しか有り得ない奇跡の共演なんかも産まれますな!
例えば、
チャーリークリスチャンとフレディグリーンとか……!

旧友ホットリップスペイジとリユニオンしたベイシーバンドとか……ッ!

シドニーベシェのリズム隊をウォルターペイジとジョージョーンズ、更にピートジョンソンが努めるとか……ッ!

先に挙げたブギウギ三人衆にビッグバンドの開祖フレッチャーヘンダーソンまでが一緒に弾いてるとか……ッ!

もう、列挙に暇がないのでやめますけどね、こんな駄文を営業中に作っていると言うことはそう言うことなんですよッッ!!!!

一応締めくくりに言っときますけど、このコンサートを見に来てたアルフレッドライオンってジャズ狂いのオッサンが、このコンサートに感動してかの有名なブルーノートってレーベルを作ったてのは有名や話!
そう!そこのモダンジャズ狂いの貴方も
!そう!だからこそ!この機会に!この歴史的名盤をぉ〜〜ッッ!!!!

明日も書くかどうかは知りまへぇ〜〜ん♪
 
author:outa-coffee, category:今日の一枚, 17:11
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