以前、とある店主さんのブログで下記のような記事を発見いたしました。
一般の珈琲愛好家の方々に誤解を招くと判断いたしましたので、ここに手前の反論と意見を付け加えさせて頂きます。
以下本文の一部をそのまま抜粋↓
“穏やかな午後、カウンターにお座りになったお客様との会話 で、『ブレンドに使う豆と比率は、珈琲店にとって極秘事項かどう か?』ということで盛り上がった。
そのお客様曰く「〇〇〇〇 は、全てをオープンにしすぎているのでは?」 と。 対する私は「オープンにしたからと言って、〇〇〇〇と同じ味を作れるは ずがないから、よりお客様に珈琲を理解して、楽しんで頂くために は、隠し事をする必要はない」というのが持論。
豆の生産国をとってみても、同じ「コロンビア」と言えど、地域や農 園、品種によって、豆の特徴は違うし、ましてや焙煎がかわれば、全 く違う豆と言えるほど味がかわるもの。 ブレンドに使う豆を秘密にしなくてはならないと思う人は、そんな初 歩的なことすら分かっていないのかもしれない。 という結論に至った。”
以上引用
はい〜、どうも〜〜、ブレンド配合を秘密にしている店の店主が反論いたします〜〜。
冗談はさておき、きっちりさせてもらいます。
まず、勝手に安易な結論に至らないで下さい。引用中三段落目の“豆の生産国をとってみても〜〜以下伝々〜〜”
そんなことは豆を煎ったことのある人間なら誰でも理解しています。
逆にそんな初歩的なこともご存知ないのはどなたでしょうか?
では、なぜ、秘密にしているのか?
“マナー”だからです。
ブレンドの配合や、使用豆は珈琲屋の味の核となる部分です。
そんな核心的なことを初めてお越しになられる方に聞かれても、易々とお答えする気には手前はなれません。
実際、全国各地の珈琲店を巡る旅をしていても良くこんな場面は目撃されます。
どのお店の店主様も
“そんな質問はいきなりするもんじゃないんだよ…”
言い方に差異はあれど上記のように答えてらっしゃいます。珈琲を嗜む場としての“マナー”が存在しているのです。
“自分の味を真似されたくない”とかそんな理由ではないのです。
もう一度言っておきます。
安易に結論に至らないで下さい。
ブレンドの内容が大事なわけではないのです。
現に手前のブレンドは時々掲載して頂いた雑誌などには平気で載っております。
以上です!
相変わらず“出る杭”な当店ですが、打たれ続けてもうすぐ丸三周年!!(二年やないで、食べログはん♪)
前もって宣言しておきますが、周年イベントなどは一切ございませんので(笑)!ウチらしくないことはやらない♪
また改めてご挨拶させていただきますので。
寒さ一層厳しいです。ご自愛下さい。