昨年暮れあたりからコソコソお出ししている裏メニュー。
コソコソしているつもりはないのですが、やはり店の顔である“ブレンド”を立てるために、本当にメニューの裏にこっそり書いてあるのです。
その裏の看板を張り続けたイエメンはそのままに、深煎り店の宿命“マンデリン”をオンメニュー!
ただのマンデリンではありません。勿論アホらしいスペシャルティーナントカなマンデリンではなく、かなり深く煎ってなお個性を失わないマンデリンです。その個性とは苦味ではありません。その奥に(その先に)あるマンデリンらしさです。
ご賞味下さいませ。
もう一品、これは恐らく今月中にはなくなりますが、“貝殻豆”をご用意しております。
生豆から、不良な豆を選別する作業をハンドピックと言いますが、そのはじかれた豆の中に中身の全く入っていない豆があります。その形状から“貝殻”の名前がつきましたが、これだけを集めて焙煎してみると、美味い!てな話を昔とある文献で読んだことがありました。
んでもって、実際煎ってみたら美味かったんです(美味くなるまで焙煎日から二ヶ月を要したというヘソ曲がりです)。上品でまろやかな甘い酸味が特徴的です。産地はパプアニューギニアです。
深煎りで真価を発揮する豆を裏メニュー化する手前には少しイレギュラーではありますが、自信ありです。
しかしながら、約二年掛けてやっとこさ500g集めた豆です。間違いなく一瞬でなくなります。その次は多分また二年後…?面倒くさいからもうやらない…?みたいな感じです(笑)
気が向いたらご賞味下さい。
マンデリンはしばらくありますので♪
それでは、お待ち申し上げております。