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- 今日の一枚8"And The Kansas City 6"レスターヤング
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2014.07.31 Thursday
日向は、40℃超えてますね。
家のガスが壊れたんですがこの時期で良かったっす。
さてさて、チョイ前にベイシー楽団取り上げたんでこの人を引っ張り出してきました。
スーパースター、レスターヤング!
あだ名は大統領、レスターヤング!
演奏は一流、楽器は四流、レスターヤング!
伝えられる話によると、あの美音はガムやらボンドやらで取れかけの部品を補修した、とんでもない粗悪品から産み出されていたそうな………
せや、せやねん!
腕のあるミュージシャンは楽器の良し悪しを超えなッ!!
ましてやこの時代のジャズミュージシャンは常に金欠。有り合わせのものでお客さん喜ばせなしゃーない。
ピアノは調律されてないのが当たり前、音の出ない鍵盤があるとか、楽器忘れたから近所の楽器屋でおもちゃ同然のサックス買って演る、等々。
でも内容は超一流!せや、これやで!
よくレスターはんは、戦争行かされて帰ってきたら、ボロボロになってもて、それ以降の演奏はちょっと精彩が………
てな話をよく聞きます。一様にそうとも限らんけど、少なくともこの作品にはレスター好きが皆太鼓判押す内容やないかな?
1938年と1944年のセッションが約半々。
無論従えてるのはベイシー楽団の面々。
それでもビッグバンドの時の様なとんでもないノリの演奏やなくて、凄くリラクシンなのんびり軽やか系な内容。
こう言う演奏の時ほどコールマンホーキンス大師範との対照的なプレイが楽しめるんやないかなと。
あと、この作品の裏の目玉として、
なんと!
フレディグリーンgのボーカルが聴けますッ!!
凄い、そんな話聞いたことない。
でもフツーの鼻歌みたいなもんですけどね。まぁ、この辺りもリラクシンって感じで、エエのではないでしょうか??
- 今日の一枚7"The Best Of"シドニーベシェ
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2014.07.30 Wednesday
ブログ、はかどりますね………orz
さて、今回はソプラノサックスの怪物です。ブルーノートに残した音源で、1939〜1953の9セッションを収録。
まず出だしのSummertime で間違いなく白旗あげます。いや、頭が下がる!という感覚に近い。ほぼギターとのデュオやけど、枯れッ枯れッ!もう、ホンマに"よ!名人芸!!"と発声してまう。
その後も全編ブリブリのヴィブラート満載。むしろヴィブラートかけてない時間の方が短い………。
語弊があっても構わない、はっきり言おう!
ひつこい!
暑苦しい!
でもやっぱ好き!!
年代は結構ばらついてるベスト版やから、一様ではないけれど他の面子も渋いね♪
ヴィックディッキンソンtb
シドニーカトレットds
バンクジョンソンtp
ジョナジョーンズtp
ウォルターペイジb
さ、少しばかりその名物ヴィブラートと名人達の芸に酔いましょ。
- 今日の一枚6"The Complete Collection of Count Basie And His Orchestra On DECCA"カウントベイシー楽団
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2014.07.29 Tuesday
たまにはビッグバンドいきましょ。
とりあえずベイシーの三十年代のベスト版です。1937〜1939のデッカレーベルにおける、全セッションとのこと。
二枚組全48曲!これ、通しで聴いたら体力使いまっせ〜。なんつってもノリの良さでは最強のジャズオーケストラが全盛期の録音ですから。自発的にノラなくても、オーケストラの方から首根っこ掴みに来ます。そして縦に横に振り回されます。
挙げ句の果てに、約半分はジミー・ラッシングのVo.入り。振り回されて振り回されて、その間ずっと目の前に自分で立つこともままならないくらいの巨漢(正味の話、ラッシング何キロあんにゃろ??)に見張られてるって感じです。
う〜〜〜〜ん、
う〜〜〜〜〜〜ん………、
どうだろう………?
いや、やっぱり最高や!極上やッ!!
あんまり難しい事や、複雑なアレンジが苦手なこの集団は何と言ってもリズムが命。今も語り継がれる伝説の"オールアメリカンリズムセクション"
フレディグリーンg
カウントベイシーp
ウォルターペイジb
ジョージョーンズds
凄い、カタカナにしたら全員八文字。
流石、鉄壁!
この四人が産み出すリズムの波は桁外れ。マジカルとさえ思える。心臓鷲掴み。
各オーケストラそれぞれ強みはあれど、ことリズムセクションは間違いなく最強。
さぁ、存分に振り回されましょ♪
勿論、他のメンバーもオールスターな面子でっせ!
- 今日の一枚5"Classic Early Solos"アートテイタム
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2014.07.27 Sunday
祝・五回達成ッ!!
アートテイタムを変換しようとしたら、
"アート手痛む"と、表示されました。
あながち間違ってない………ッ!?
それは………ご存知でしょうか?この
元祖"盲目爆裂光速奏法"オヤジ。
三十年代にこんなもん聴かされたら、頭クラクラなりますね、多分。
異様です、音符の洪水!
でも心底美しい、そんで手痛む様な弾き方をしていてはあり得ない軽やかさ!多分、舞う。多分。
良い意味でその驚愕のテクニックに酔えます(特に♯10〜13♯)そしてその後深淵なテイタムワールドへ堕ちていきます。
数々の逸話が残ってますな、
かのホロヴィッツ曰く
"彼がクラシックの世界にいなくてホンマ良かった………"
かのステファングラッペリ曰く
"最初聴いたとき連弾かと思ったわ〜………"
しかもほぼ視力ゼロ。
テクニック過多は非難対象にされがちですが、ジャズはただのエンターテイメント、そのテクニックにひたすら驚嘆するのもエエんやないかな?
その後わかり始めるよ、きっと。多分………
- 今日の一枚4"Dixieland All-Stars"エディコンドン
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2014.07.26 Saturday
はい、今回はコンドン兄さんです。
ご覧あれこの、
絶対身内にいてほしくない感!
怖そ………ッ
性格悪そ………ッ
夜中に牙生えてそ………ッ
内容は最高ですな、白人中心の上等なディキシースタイル。でも大人しくなんか全然ない!ブリブリ!
特にジャックティーガーデンが歌い始めると" お!待ってましたぁッ!"これ、絶対なります。勿論、トロンボーン吹き始めても同様。
ほんで、えらいイカした女性ボーカルも入ってるわぁ〜、思って調べたら前回紹介したリーワイリーおばチャンでした♪気付かなかったよ。すまないね。
まぁ、コンドン楽団のボーカリストとして有名なんですね。勉強不足m(__)m
あ!肝心のコンドン兄さんですが、演奏は相も変わらずの、ひたすら縁の下。よ!職人!てか、まわりの面子が豪華すぎて存在を忘れがちになるほどです。
ハケットtpが!
バターフィールドtpが!
ピーウィーclが!
え、エドモントホールclーーッ!!
そら忘れがち。でもコンドンってそんな芸風ですよね?
ところで、彼はギタリストなんですかね?四弦ギターってことでよろしいか?え?でもそれってバンジョー?でも写真に写ってるのは全然バンジョーやない………
気が向いたら教えてください。コンドン兄さん!
- 今日の一枚3"Duologue"リーワイリー
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2014.07.25 Friday
リーワイリー、30年代から活躍し始めた白人女性歌手。
最初のお目当ては、大好物ルビーブラフのトランペット。ボーカルに絡ませ絡ませエエ深味を感じさせてくれます。
そんで絡まれた方のボーカルに最近やっと耳が行くようになりました………ッ
このオバチャンよろしいね。好きやね。あんまり声量でガンガン来られるのは好かんので、気持ちいいです、このオバチャン。
勿論、エリスラーキンスのピアノも存分に楽しめる。お忘れなく。
はぁ〜〜………でもやっぱ、何かこう、全体的に気持ちエエなぁ〜〜………ってなことを思ぅてたら、
ドラム、ジョージョーンズ………ッ
気づきませんでした!失礼ッ!!m(__)m
- 今日の一枚2"A Monday Date"アールハインズ
- 今日の一枚"Town Hall Concert"サッチモ
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2014.07.23 Wednesday
キングです。キ・ン・グッ!!
もう誰がなんと言おうと
"King of Jazz"!!
勿論彼の一番の黄金期は1920年代後半頃だと言うのは間違いない。
ただ、初めてサッチを聞こうとする人にこの年代のものを勧めても
?????
状態になること請け合い。
多分皆さんが想像するジャズの音像とはかなり違う泥臭いスタイル(でもその当時は革新的)
そこで私のお勧めは第二期黄金期のこの一枚。
世界中のジャズアルバムから一枚選べと言われたら私はこれを取る!
下記のポイントを頭の片隅において聴いてみて。
記
小難しい事は考えるな!
ジャズの芸術性…………ッ!?ただのエンターテイメントや!
俺ら楽しく演ってるからお前らも楽しいやろッ♪?
追伸
あ、あまりにも暇なのでこれからジャズblogを始めました、ジャズ歴4年の店主です。
いつまでもつか!こうご期待ッ!!